海保、航空機内での“会話ルール”策定へ 羽田衝突事故受け
羽田空港で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故を受け、海上保安庁は、離着陸の際の乗組員同士の会話を必要最小限にするなどのルールを定めることを明らかにしました。
先月2日に発生した事故をめぐっては、管制官が伝えた出発順を意味する「ナンバーワン」という言葉を、海保機が離陸許可と誤認して日航機と衝突したとみられていて、現在、運輸安全委員会が指示を取り違えた経緯などを調査しています。
海上保安庁は安全対策の1つとして、機長や副操縦士が操縦や管制官との交信に集中できるよう、離着陸時の乗組員同士の会話は業務上必要なものにとどめるなど、会話のルールを新たに定めるということです。
全国にある海保の航空基地で試験的に始めていて、効果を検証した上で、内部の運航規定などに盛り込むということです。