川で流される2人の女の子…“泳げない”大学生が救助 警察から感謝状 静岡
7月23日に、静岡県浜松市の川で溺れていた女の子2人を救助したとして、警察から4日、大学生7人に感謝状が贈られました。泳げないにもかかわらず救助できたのは、仲間の協力があったからだといいます。
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静岡県浜松市を流れる阿多古川で、大学生が遊んでいると――
「溺れてない?」
「大丈夫?」
川に流される女の子2人の姿が見えました。
「普通に危ない」
溺れていたのは川遊びをしていた8歳の女の子と、それを助けようとした13歳の女の子です。
動画が撮影された直後、現場に居合わせた大学生がとった行動について、4日、警察から大学生に感謝状が贈られました。
「溺れた女児2名を発見すると、友人と連携して救助されました」
「ありがとうございました」
浮輪を投げ入れるなどして、女の子2人を救助したのです。協力したのは、中京大学の3年生7人でした。
ただ、救助は一筋縄ではいかなかったといいます。
女の子を救助した大学生 栗岩諒さん(21)
「自分泳げないので、(女の子を)岸までもっていくことできなくて、足もつかないので」
栗岩さんは泳げないにもかかわらず、女の子の元へ。そのピンチを救ったのは、大学の仲間たちでした。
栗岩諒さん(21)
「他の人が浮輪とか持って、助けにきてくれて、自分ひとりだったら、おれも溺れて死んでたと…。仲間がいてくれてよかったです」
7人で協力し、全員無事だったということです。
警察は溺れている人を助ける時は、救助する人の安全を確保し、周りの人と協力してほしいと話しています。