ゴーン被告の制限住居 入管法違反で捜索
東京地検は2日午後、日本からレバノンに無断出国した日産前会長カルロス・ゴーン被告の東京都内の制限住居を、入管法違反の疑いで家宅捜索した。
東京地検が入管法違反の疑いで捜索しているのは、ゴーン被告が保釈された際に住むよう定められた制限住居。
ゴーン被告は、先月、保釈の条件に含まれている「海外への渡航禁止」を守らずに出国し、レバノンにいることを明らかにした。その上で「日本の不公正と政治的迫害から逃れた」などと主張している。
しかし、ゴーン被告のパスポートは弁護団が預かっていたということで、どのように日本を出国したのか詳しく分かっていなかった。
東京地検は、捜索で押収した資料などを分析し、出国の経緯などを調べるものとみられる。