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ゴーン被告 裁判所許可でパスポート携帯か

2020年1月2日 18:08
ゴーン被告 裁判所許可でパスポート携帯か

日産の前会長カルロス・ゴーン被告が保釈の条件に違反し中東・レバノンに無断で出国した問題で、東京地検は2日午後、出入国管理法違反の疑いで、ゴーン被告の制限住居を家宅捜索した。

東京地検が出入国管理法違反の疑いで家宅捜索に乗り出したのは、ゴーン被告が保釈時に住むように定められていた都内の制限住居。ゴーン被告は先月、保釈の条件となっている「海外への渡航禁止」を守らずに日本から出国していて、東京地検は、不法に出国した疑いがあるとみて詳しい経緯などを調べるものとみられる。

また、東京地検は警視庁に捜査協力を依頼していて、今後は出国までの足取りについて、警視庁が防犯カメラの分析などに当たるとみられる。

一方、ゴーン被告が、フランスから2通のパスポートの発行を受けていて、そのうち1通を裁判所の許可を得て鍵付きのケースに入れた状態で携帯していたことが関係者への取材で新たにわかった。ゴーン被告の弁護士は「パスポートは全て弁護士の手元にある」と説明していたが、ゴーン被告は、携帯していたこのパスポートを使ってレバノンに入国したものとみられる。

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