上野動物園のパンダ、繁殖に向けた準備開始
東京・上野動物園は、ジャイアントパンダのリーリーとシンシンについて、繁殖に向けた準備を始めたと発表した。
上野動物園によると、オスのパンダ・リーリーは去年11月以降、逆立ちでの排尿やマーキング、体をこすりつけるなどの繁殖期によく見られる行動が増えてきたという。一方、メスのシンシンにはまだ、発情期特有の変化は見られていない。
上野動物園では今後、シンシンに発情の兆候が出て、交尾の可能性がある場合には、2頭を同居させる。その際、繁殖に向けた静かな環境を整えるため、リーリーとシンシンの子ども・シャンシャンも含め、3頭の展示を中止するという。
パンダの繁殖期は通常2月から5月頃までで、シャンシャンの弟か妹の誕生が期待される。