チャーター機到着 4人が発熱など訴え
新型コロナウイルスの感染が広がっている中国・武漢市に滞在していた日本人206人を乗せたチャーター機が29日午前、羽田空港に到着した。このうち4人が発熱の症状や健康不良を訴えている。羽田空港から中継。
チャーター機が到着したターミナルビルには大型観光バスが停車していたが続々と動き出し、到着した人たちの都内の医療機関への移動が進んでいるとみられる。
到着したのは、感染源と指摘されている武漢市の海鮮市場や空港の周辺に居住・滞在していた206人。帰国した2人の男性が取材に応じ、「ほっとした」と述べた。
中国・武漢市から帰国した日本人「現地で残っておりまして非常に不安に思ったところ、迅速にチャーター機で戻していただけることができて大変ほっとしている」
また、関係者によると搭乗者の中には、37度を超える発熱や咳(せき)など症状を訴えている人が4人いるという。
機内では医師や検疫官らが同乗して、問診などが行われ症状がある人は席が隔てられていたという。4人を乗せたとみられる東京消防庁の救急車が午前10時すぎには空港を後にしている。