多くの帰宅困難者「首都直下地震」想定訓練
東京都は4日、首都直下地震などが発生した際に、多くの帰宅困難者が出たことを想定し、JRなどと協力した大規模な訓練を行った。
4日、JR品川駅などで行われた訓練には東京都や港区、JR東日本の職員など約560人が参加した。訓練は東京湾を震源とする首都直下地震が発生し、品川駅周辺に多数の帰宅困難者が出たという想定で行われ、都や周辺施設などが連携して安全確保や一時滞在施設への誘導の仕方などを確認した。
また、東京オリンピック・パラリンピックが迫る中、帰宅困難者の中に多くの外国人旅行客が含まれることも想定し、参加した約30人の外国人に英語や中国語に翻訳する機械を使って避難を呼びかけた。
東京都は「訓練を通じて、外国の方に日本が安心・安全な場所であることを発信していきたい」としている。