国内の集団感染は初 クルーズ船10人確認
新型コロナウイルスに感染した男性が一時乗っていたクルーズ船では、約3700人の乗客・乗員が、14日間、船を下りられない事態となっている。
この船には、ウイルスに感染した香港の男性が一時乗っていたため、この男性と接触した人や発熱などの症状がある人など273人の乗客・乗員を検査し、5日、31人の結果が出て、10人の感染が確認された。
国内で集団感染が確認されたのは初めてのこと。残りの結果が判明するまでには数日かかるとみられる。
10人は病院に搬送されたが、うち1人は香港の男性と一緒に鹿児島でバスツアーに参加していた。
厚労省は、船内の約3700人に14日間、船内での待機を求めた。
一方、5日、千葉県で、中国・武漢市から来日した40代の男性が、新型コロナウイルスに感染していることが確認された。30代の妻は4日に感染が確認されている。
また、4日、京都府の20代の中国人男性の感染も確認された。京都市内の物販店の従業員で、武漢からとみられる人たちを50センチから1メートルの距離で接客したという。
国内で感染が確認されたのは、35人となった。