教師の1か月の平均時間外勤務、上限を大幅に上回る「約123時間」 連合総研調査
教師の平均時間外勤務が上限の45時間を大幅に上回っていることが労働問題などを研究する連合総研の調査でわかりました。
連合総研によりますと、東京と大阪をのぞく全国の公立小中高・特別支援学校に勤める教師およそ9000人を対象に行った勤務実態調査で、1か月の時間外勤務の平均が時間外勤務の上限の「月45時間」を大幅に上回るおよそ123時間だったということがわかりました。
国の定めるいわゆる「過労死ライン」も超えていて、2015年度におこなわれた前回の調査と比較して大幅な改善は見られなかったということです。
また半数の教師が1日の休憩時間の平均を0分と回答しているなど現場からは教職員不足の解消や教員の役割の見直しが必要との声が多くあげられました。