×

14日間の健康観察終え約500人下船

2020年2月19日 17:20
14日間の健康観察終え約500人下船

新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から19日、およそ500人の乗客が下船した。ダイヤモンド・プリンセスが停泊している横浜港から中継。

19日の乗客の下船は1時間ほど前に終了した。午前11時ごろから乗客の方が2、3人の家族ごとにクルーズ船を下りていくのが見えたのだが、長い時間を過ごした船を見上げて大きく手を振ったり、また船のデッキにいる方がそれに応えて手を振り返して見送るという姿も見られた。

厚生労働省によると19日に下船した乗客およそ500人は、ウイルス検査で「陰性」と診断され、14日間の健康観察を終えた人たち。下船した方たちが船内の様子を語った。

下船した乗客(70代)「部屋にとどまるとなったとたんクルーの方もみなさん顔色変わって、厳しく接している形ですね」「やっぱり監視付きで隔離されて一歩も外に出られなかったことですね。これが一番つらかったですね」

船から下りてきた方は、大半の方が60代、70代といった高齢で、助けを借りて歩いている方もいて、改めて船の中での生活は体にこたえるものだったということが感じられた。

乗客の下船は21日まで行われるが、一方で、同じ部屋に感染者がいた人は、さらに数日、船から下りられないという。

また、乗員の方の下船やこの後の船の行き先などはまだ決まっておらず、先行きが見えていない面もある。

24時間ライブ配信中
日テレNEWS24 24時間ライブ配信中
logo

24時間ライブ配信中