陛下即位後初の誕生日「宴会の儀」に首相ら
天皇陛下は23日、60歳の誕生日を迎えられた。
23日午後、宮殿では天皇皇后両陛下や皇族方が安倍首相らおよそ450人と昼食をともにする「宴会の儀」が行われた。また、外国大使などを招いた「茶会の儀」も行われ、両陛下や皇族方が懇談された。
60歳の誕生日に先立ち、天皇陛下は即位後初めての記者会見にのぞまれた。
天皇陛下「たくさんの方々からいただいた祝福の気持ちを糧に、研鑽(けんさん)を積み、常に国民を思い、国民に寄り添いながら、象徴としての責務を果たすべく、なお一層努めてまいりたいと思っております」
天皇陛下は、会見の中で、「社会の変化や時代の移り変わりに対応した務めを考え、行動していくことは大切」で、「皇室の役割でもある」と述べ、「憲法を遵守し、象徴としての務めを誠実に果たしてまいりたい」と天皇としての決意を語られた。
また、新型コロナウイルスの感染拡大にも触れ、お見舞いの言葉とともに「感染の拡大ができるだけ早期に収まること」を願われた。