海水浴場に“イルカ”現れる…かまれる被害も 福井
今月2日と24日、福井市の越廼海水浴場でイルカにかまれる被害が起きました。イルカの危険性について専門家は「全ての歯が鋭くとがっていて、かまれて動けば皮膚が切れる」と指摘しています。
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水面を浮き沈みする背びれ…福井市の越廼海水浴場で2日、イルカが撮影されました。イルカは、同じ場所で24日にも目撃されていました。
撮影者によると、体長は1メートル50センチほどだったといいます。
動画の撮影者
「ずっとイルカは居座っていて、(イルカが)誰かしらのところに近寄ってきて、男性の方はヒレにつかまって泳いでいました」
人懐っこいイメージもあるイルカ。しかし、近づくのは非常に危険です。消防によると、2日と24日に、イルカにかまれる被害が起きたといいます。
越廼海水浴場は透明度が高く、ファミリーにも人気だという海水浴場です。被害が相次ぐイルカの危険性について専門家は――
イルカの生態に詳しい 越前松島水族館 松原亮一副館長
「魚を捕まえるために、捕まえた魚を逃がさないために、全ての歯が鋭くとがっている。かまれて動けば皮膚が切れる」
福井市などは対策として27日、越廼海水浴場にイルカが苦手な超音波を発する機械を設置したということです。