羽田の閉鎖滑走路、8日再開の見込み 国交省、緊急対策を連休明けとりまとめへ
日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故の影響で閉鎖されている羽田空港のC滑走路について、斉藤国土交通大臣は今月8日に再開する見込みだと発表しました。
斉藤国交相
「今後大きな問題が発生しなければ、1月8日には(滑走路の)運用の再開が可能となる見込みです」
日航機と海保機を撤去した後は、熱で損傷した滑走路、縦30メートル、横90メートルほどを舗装し直すほか傷や穴などの補修を行います。
修復作業が終わり、8日に運用を再開したのちは、おおむね事故前と同じ便数で運航できるということです。
また、国交省は着陸機が接近中の滑走路に別の機体が進入した時、注意喚起を行う管制塔内のモニターについて、これを常に監視する役割の管制官を新たに配置することを決めました。
こうした緊急対策を連休明けにとりまとめるということです。
一方、警視庁は5日、亡くなった海保機の5人のうち2人の司法解剖を行い、死因を外部から強い圧力や衝撃を受けたことによる「全身挫滅」と特定しました。6日、残る3人の司法解剖を行い、5人全員の死因を特定する方針です。
3連休が始まる6日は日本航空・全日空あわせて196便、7日は194便を欠航します。
8日に関しては全日空は全便運航、日本航空は羽田発着の14便を欠航と発表しています。