能登半島地震から7日目 住民が復旧作業に追われる…風呂や無料の食事提供も 富山・氷見市
能登半島地震から7日目。冷たい雨や雪が降る中、富山県氷見市内では住民が片付けや復旧作業に追われました。いっぽう、温かい風呂や無料の食事が提供されました。
7日、氷見市役所ではブルーシート配布の予約券を求めて多くの人が列を作りました。およそ300枚のシートが配られたということです。市内では冷たい雨や雪が降る中、住民が片付けに追われていました。
被災した人「一日中これ(片付け)をしている。家を壊すためにしなくてはいけない」「もう言葉が出ない」
一方、市内の飲食店では。営業再開初日の7日、温かいうどんとおにぎりを無料で提供していました。店は6日に水道が復旧したということです。
麺処よしだや・吉田和広代表「自分が被災して、温かい食べ物が身に染みておいしかった。お客様にもそういう(温かい)思いをしてもらいたい」
子どもの客「温まるしおいしい」
市内のふれあいスポーツセンターでも炊き出しが行われ、避難している人たちがおでんや汁ものといった温かい食べ物を手にしていました。また、センター内にある合宿用の風呂が7日から使えるようになったということです。
避難している人「温かいものにめぐりあえて幸せ。(Q:お風呂も)入ってきました。2日ぶり、すごく気持ちよかった」
富山県によりますと、建物の外壁の下敷きになったり逃げようとして転倒したりして富山市や氷見市黒部市などで41人がけがをしました。このうち3人が重傷です。
また、住宅などの被害は合わせて704棟にのぼります。このうち氷見市で全壊16棟、半壊22棟、一部損壊が氷見市や小矢部市などで376棟となっています。避難所の開設状況です。氷見市や高岡市など4市であわせて158人が避難しています。
断水も続いています。7日午前11時の時点で、氷見市では5100戸で、小矢部市では28戸でまだ復旧されていません。能登半島地震から7日目。冷たい雨や雪が降る中、富山県氷見市内では住民が片付けや復旧作業に追われました。