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輪島市で「ひなまつり」の炊き出し ちらしずしなど振る舞われる 伝統の太鼓、地震後初めて白山市で披露

2024年3月4日 0:49
輪島市で「ひなまつり」の炊き出し ちらしずしなど振る舞われる 伝統の太鼓、地震後初めて白山市で披露
能登半島地震で被災した石川県輪島市では、ひなまつりにちなんで、ちらしずしなどが振る舞われました。また、輪島市・伝統の太鼓も県内の別の市で地震後、初めて披露されました。

輪島市にある道の駅で行われた炊き出しは、地元の祭りに奉仕する団体や飲食店などが集まって実施し、ちらしずしや、ひなあられが手渡されました。

女の子「(Q.もらってどう?)うれしい」

母親「ことしは全然、家の方でも、ひな祭りの準備ができなくて。せっかくなので、子どもたちに食べさせてもらえばと」

一方、地震で被災した輪島市の伝統の太鼓が地震後、初となる奉納演奏を行いました。

3日、白山市の白山比咩神社で奉納演奏を行ったのは、輪島市名舟町の伝統芸能「御陣乗太鼓」です。上杉謙信の軍勢を打ち払ったことが由来とされ、輪島市で400年以上受け継がれてきた太鼓ですが、地震により、1月2日に地元の神社で予定されていた打ち初め式ができませんでした。

太鼓や面が保管されていた集会所が被災し、保存会のメンバーも輪島市外にバラバラに避難していますが、白山市の楽器店などの協力で、地震後初の演奏につながったということです。

御陣乗太鼓保存会・槌谷博之さん「きょう、やっと3月入って、打ち初めできたので、ことし一年これから頑張るぞという感じ」