中学校の新教科書 QRコードなどの試みも
来年の春から中学生が使う教科書の検定結果が公表された。ディスカッションやQRコードの活用など、新しい試みが盛り込まれている。
検定が行われたのは、中学生が来年4月から使う教科書で「何を学ぶか」に加えて「どのように学ぶか」の視点も追加された新しい学習指導要領に基づくもの。
「アクティブ・ラーニング」と呼ばれる、「主体的・対話的で深い学び」を行えるよう生徒同士でのディスカッションを促すなど工夫がされた。
また中学校の教科書では初めてQRコードが活用され、例えば英語では、読み取ると正確な発音が聞けたり、関連サイトに飛べたりするなど、自主的な学習にも役立つという。
さらに東京オリンピックや新元号「令和」の発表、「タピオカ」など新しい話題も取り上げられているが、新型コロナウイルスの影響については間に合わなかったため今後、訂正申請の上、掲載する教科書も出る見通し。