障害者が起点 041ファッション
障害があってもなくても「誰が着てもオシャレ」がコンセプトの服。
一見普通のTシャツですが、よだれ掛けにもなります。両脇についたファスナーを開けると、前面だけめくれて生地が口元まで届く構造。また、背面が簡単に取り外せて車いすでの着脱に便利です。
よだれが出て衣服が汚れてしまうのが悩みだった杉山順子さん。使ってみた感想は…。
杉山さん「普通だったら午後になると(よだれの)水分でべたべたになるけど、言ったら(本人が)ふいてくれる。この長さがあれば」
ちなみに、女の子用は裾の長いワンピースのつくり。
大きな男の子に合ったよだれ掛けはなかなか見つからなかったことも。
杉山さん「どんなにかっこいい格好をしても(よだれ掛けがあると)あれっていう感じになっちゃうので、これだとTシャツにあわせても格好よく着られる」
電車に乗るときなど、人目の多い場所で使っていきたいといいます。
病気や障害のある人たちを起点にデザインした服のブランド「UNITED CREATIONS 041 with UNITED ARROWS LTD.」。前面が開いて脱ぎ着しやすいパンツ。背面が取り外せて車いすに座ったままでも着られるコート。裾の広がったフレアスカート。このようなデザインのスカートは車いすだと着用しにくいといいますが、着た後に座ったまま5つのファスナーを開けることで裾が広がり、エレガントなフレアスカートに変身するアイデア商品。
デザイナーの1人、稲沢日南子さん。
ユナイテッドアローズ・稲沢さん「全ての年齢の方で性別も、お洋服としてのテイストも健常の方がお洋服を選ぶのと同じような感覚で選べたら楽しいかなと思います」
【the SOCIAL viewより】