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中野江古田病院 感染確認4日→1日と判明

2020年4月15日 16:47

90人を超える新型コロナウイルスへの大規模な集団感染が起きた東京・中野区の中野江古田病院で、これまで「今月4日」としていた最初の感染確認より前の今月1日には看護師の感染が確認されていたことがわかりました。

中野江古田病院については、これまでに入院患者や医療従事者94人の感染が確認されています。管轄する中野区保健所は、これまで、「原因不明の発熱症状の患者がいる」との相談を今月1日に病院側から受け、4日に患者5人の感染が確認された、としていました。

しかし、病院側が15日、ホームページで公表したところによりますと、看護師1人が先月26日に発熱があったため自宅待機し、30日に検査を受けて今月1日には感染が確認されていたということです。

中野区保健所は日本テレビの取材に対し、「病院からの相談は今月1日が最初」としてきましたが、15日になって、「先月30日に病院の看護師から相談があり感染の可能性を把握した」と認めました。

保健所が外来の診療や入退院などの停止を病院に指示したのは3日になってからで、病院が措置を取ったのは5日になってからでした。

保健所は、「最初に感染が確認された看護師は入院患者との接点がなく、外来の仕事に従事していなかったため、1日の時点では影響はないと判断した」と説明しています。