保育士感染“口止め” 横浜市長が謝罪
横浜市内の保育園で保育士が新型コロナウイルスに感染した事実を市が園側に対し、保健所の調査後まで保護者に伝えないよう要請した問題で、横浜市の林市長は「判断が間違っていた」として謝罪しました。
横浜市によりますと今月8日夜、市内の西寺尾保育園で勤務する20代の女性保育士の感染が確認されましたが、市は園側に対し翌日の保健所の調査後まで保護者に伝えないよう要請したということです。
園側は翌朝、独自の判断で保護者にメールで伝えたため、この日、登園者はなく10日からは臨時休園となっています。
この対応をめぐり、私立保育園の園長会は「情報操作や隠蔽だ」などとして、市に保護者への公表を妨げないよう求めていました。
林市長会見「保育所が閉めたいとおっしゃったんだから、ただちに閉めるべきだったと思います。(今は)そういうことはないということをお約束したいし、申し訳なく思います」
横浜市は今後、保育園で感染者が出た場合はただちに公表し園を閉鎖するとしています。