出産育児一時金の増額“高齢者が一部負担” 75歳以上の医療保険料は年間平均1390円増 厚労省試案
出産育児一時金を引き上げる場合、75歳以上の医療保険料が年間で平均1390円増えるとの試算が示されました。
政府は、原則42万円の「出産育児一時金」を来年度から50万円程度に引き上げる方向で調整中です。
出産育児一時金は、主に現役世代の保険料でまかなわれていますが、現役世代の負担増が深刻な上、子育てを全世代で支えるとして、厚生労働省は2024年度から、この一時金の7%分を75歳以上の人に担ってもらう案を示しました。
その場合、一時金を50万円にすると、後期高齢者医療の保険料は年間で平均1390円増えるとなっています。なお、年収153万円以下の人には負担増を求めない仕組みです。
政府は、来週にも詳細をとりまとめる見込みです。