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2022年5月13日 8:48

原因不明“小児肝炎”…「オミクロン」との関係は? 専門家「因果関係が存在する可能性」 英保健省の仮説には“アデノウイルス” “犬”も

原因不明“小児肝炎”…「オミクロン」との関係は? 専門家「因果関係が存在する可能性」 英保健省の仮説には“アデノウイルス” “犬”も

厚生労働省の専門家会議で、原因不明の小児肝炎と新型コロナウイルス・オミクロン株が関係している可能性が示されました。日本では7人の疑い例が報告されています。まだ謎が多く、イギリスでは多くの仮説が立てられています。症状や対策をお伝えします。

■日本では7人の疑い例…症状は?

有働由美子キャスター
「(新型コロナウイルス)オミクロン株が、原因不明の小児肝炎と関係しているかもしれない」と、厚生労働省の専門家会議で示されました。この小児肝炎をめぐっては、アメリカで5人が死亡(米疾病対策センターより)、日本では7人の疑い例が報告されています」

「WHOによると、患者の年齢は生後1か月~16歳。主な症状は吐き気や下痢、腹痛、目や皮膚が黄色く見える『黄疸』、白い便などとなっています。お子さんがいらっしゃる廣瀬さんも気になるニュースかと思います」

廣瀬俊朗・元ラグビー日本代表キャプテン(「news zero」パートナー)
「まだまだ事例も少なく何とも言えないので、心配しすぎないようにはしたいと思いました。子どもが黄疸や、水分が取れない状況になった時は気を付けないといけないなと、改めて思いました」

■39か国を調査…重症化の傾向は?

有働キャスター
「オミクロン株との関連はどうでしょうか?」

小栗泉・日本テレビ解説委員
「京都大学の西浦博教授によると、39か国を調べたところ、小児肝炎の重症化事例の報告があったのは、アメリカやイギリスなど12か国でした。これらの国は、他と比べてオミクロン株の感染者が多い傾向にあると確認されたといいます」

「西浦教授は、さらに分析が必要だと断った上で、統計の観点から『オミクロン株の先行感染と、小児急性肝炎との間に、因果関係が存在する可能性がある』と指摘しています」

有働キャスター
「オミクロンとの関係があるかもしれない、(関係が)ある可能性がある、という段階ですね」

■「犬」の可能性も?…英保健省が仮説

小栗委員
「まだまだ分からないことだらけで、イギリスの保健省はさまざまな仮説を立てています。このうち2つは新型コロナにまつわるもので、他にはプール熱や胃腸炎などの原因である『アデノウイルス』に関する仮説もあります」

「『外部環境』として、薬物摂取や犬が関わっている可能性もあるのではないか、ともしています」

有働キャスター
「ペットの犬ですか?」

小栗委員
「そうです。調査した患者のうち、約7割が家で犬を飼うなど、犬と接触した形跡があったそうです。ただイギリスでは犬を飼っている家庭が多く、直接的な原因かどうかは、慎重に調べる必要があるとしています」

有働キャスター
「ウイルスだったり犬だったり、これだけ仮説があって謎だらけですが、対策はどうすればいいでしょうか?」

■「急性肝炎」…どう注意すべき?

小栗委員
「埼玉県立小児医療センターの岩間達医師によると、急性肝炎になると、食欲がなくなる、お腹が痛くて食べられない、水分も取れないなどがあるそうです。お子さんが食べる、寝る、遊ぶができなくなっていたら注意が必要です」

「原因が分かっていないからこそ、マスクや手洗いといった今の新型コロナ対策を続けることが大事だといいます」

有働キャスター
「もしお子さんが『ちょっとおかしいな』『いつもと違うな』という症状があったら、ぜひ早めに診察に連れて行ってあげてください」

(5月12日『news zero』より)