全国高等学校総合文化祭 ネット開催に変更
「文化面のインターハイ」ともいわれる全国高等学校総合文化祭について、文部科学省は12日、通常開催は困難であるとしてインターネット配信による開催に変更すると発表しました。
全国高等学校総合文化祭は、演劇、吹奏楽、マーチングバンド、囲碁、将棋など文化系の19の部門で成果を競うもので、今年は7月31日から全国の生徒が高知県に集まって開催される予定でした。
これについて萩生田文部科学大臣は12日の閣議後会見で、「新型コロナウイルスの感染状況をふまえ、通常方法での開催は困難であると判断した」として、インターネットを活用した発表や作品動画の配信による開催に変更することを明らかにしました。
また、開催方法の変更が大学の推薦入試に与える影響については、この場での評価をAO入試でも活用してもらえるよう、大学関係者にしっかりお願いをしていきたいと述べました。
全国高等学校総合文化祭は、2011年の東日本大震災の影響で会場を変更したことはありましたが、生徒をまったく集めない形での開催は、1977年の大会開始以来初めてのことです。