大阪府の吉村知事は、イベント会場などで、新型コロナウイルスの感染者が発生した場合に備え、ＱＲコードを活用して、参加者に感染状況を伝える独自の追跡システムを導入すると発表しました。

吉村知事が明らかにした独自の追跡システムは、不特定多数の人が集まるイベントの主催者や店舗などが、専用のＱＲコードを入り口などに掲示。参加者がＱＲコードを読み込んで、メールアドレスを登録します。

会場などで感染者が出た場合、大阪府が登録されたメールアドレスに感染状況を一斉に伝え、参加者からは健康状態を連絡してもらう仕組みです。メールアドレスは、府が管理して名前や住所、電話番号などの情報は、取得しないということです。

吉村知事「追跡できるシステムさえ、きちんと構築されていれば、多少人数があっても全員に連絡が取れれば、そこから新しいクラスターが発生するのを防げるのでは」

府は、今月中にもシステムを導入する方針です。