全戦没者追悼式、大幅縮小で開催へ
沖縄県は、来月23日に予定する沖縄戦の全戦没者追悼式について新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、規模を大幅に縮小して開催し、安倍総理の参列も求めないことを決めました。
沖縄戦の全戦没者追悼式は例年、沖縄慰霊の日にあたる6月23日に、糸満市摩文仁の平和祈念公園内の式典広場で、総理大臣や閣僚らも参列して、数千人規模で開かれてきました。
しかし、沖縄県の玉城知事は15日、新型コロナの感染拡大防止のため、ことしの式典を大幅に規模を縮小して開催する考えを示しました。
会場は同じ平和祈念公園内の国立沖縄戦没者墓苑に変更し、参列者も知事や県議会議長ら16人に絞る方針です。
これについて玉城知事は「参列者の皆様の健康・安全面を第一に考慮し、式典は県内の招待者のみで実施させていただきます」と述べています。安倍総理の参列も求めず、総理あいさつは代読になるということです。