将棋の棋王戦五番勝負の第2局が石川県金沢市で行われました。対局では元日におきた能登半島地震で倒壊した家から見つかった駒が使われました。

藤井聡太八冠に同い年の伊藤匠七段が挑む、棋王戦五番勝負の第2局が金沢市で行われました。

今回の対局で駒を提供したのは珠洲市の塩井一仁さん。元日の地震で自宅が倒壊して妻を亡くしましたが、その後、無事な駒が見つかり、「パワーをもらい、復興の契機になれば」との思いで、今回、駒を託しました。対局は午後6時半ごろ連覇を目指す藤井八冠が勝ちました。

棋王・藤井聡太八冠
「倒壊された家から見つかったということで特別な駒だと思うので、指していていい将棋にしたいという気持ちは強くありました」

先に3勝するとタイトルを獲得する棋王戦五番勝負、第3局は来月3日に新潟市で行われます。