2歳未満の子ども、マスク着用で窒息リスク
新型コロナウイルスの感染対策で、2歳未満の子どもがマスクを着用すると「窒息のリスク」があるとして、小児科医の団体が使用しないよう呼びかけています。
日本小児科医会によりますと、乳児は呼吸器の空気の通り道が狭いため、マスクは呼吸をしにくくさせ、呼吸や心臓への負担になるとしています。また、マスクそのものやおう吐物による窒息のリスクが高まるとして、2歳未満の子どもにマスクを使用するのはやめるよう呼びかけています。
一方、気温が高くなる季節を前に、加藤厚生労働相は、新型コロナウイルスの感染対策をしながら、熱中症の予防に心がけるよう求めました。特に、マスクを着用すると熱中症のリスクが高くなる恐れがあるとして、屋外で、少なくとも2メートル以上人との距離を確保できる場合は、マスクを外すことなどを呼びかけています。