9月入学「直ちに結論づけるものでない」
政府が検討している「9月入学」について、萩生田文科相は「学校再開で学びが保障できるなら、直ちに導入を結論づけるものではない」などと述べました。
萩生田文科相「今後の学校再開の中で、しっかりと授業や学校行事が実施できるということであれば、直ちに秋期入学の導入について結論づけるということはありません」
萩生田文科相は、閣議後の会見でこのように述べた上で、「9月入学」の現在の検討状況について、関係省庁と課題の整理を行っているものの、それは、あくまで第2波などにより再び全国的に臨時休校が長期化した時のためだと強調しました。
一方、教育行政学などを専門とする大学教授らが、29日、文科省を訪れ、「9月入学」の拙速な導入に反対する署名を提出しました。
28日午後8時の時点で、5125人が賛同しているということですが、署名は今もインターネットで行われていて、最終的には安倍首相宛てに提出するということです。