自民党チーム聞き取りで“9月入学”に賛否
入学や新学期の時期を9月に移行することを検討する自民党のワーキングチームは、全国知事会などからヒアリングを行いましたが、賛否が分かれました。
全国知事会の飯泉会長は、9月入学について「休校の長期化に対する不安の解消や、子供たちのグローバルな活躍に資する」と前向きな提言を行いました。
一方、全国市長会の立谷会長は、全国815市区の長にアンケートを行った結果、576の市区長から回答があり、うち8割以上が慎重または反対の立場だったとの調査結果を公表しました。その上で、「今は、感染症対策に全力で当たるべき時期」と9月入学に慎重な姿勢を示しました。
自民党は、来月上旬には党としての提言をまとめる方針ですが、学校現場の負担が大きいことから、来年からの導入には慎重な意見が多くなっていて、調整は難航が予想されます。