クラスター発生のクルーズ船 長崎を出港
新型コロナウイルスのクラスターが発生し、長崎市に停泊していたイタリア籍のクルーズ船が31日に出港しました。
三菱重工業長崎造船所の香焼工場に停泊していたクルーズ船「コスタ・アトランチカ」は、19か国126人を乗せてフィリピン・マニラに向けて出港しました。
クルーズ船では4月20日に新型コロナウイルスの最初の感染者が確認され、当初の乗組員623人のうち149人が「陽性」と判明。「陰性」の乗組員はチャーター機などで順次、帰国し、船内に残る「陽性」の患者はゼロとなっていました。
長崎市の指定医療機関に入院している「陽性」の乗組員ら6人は個別で帰国します。