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初の「東京アラート」発動 感染者再び増加

2020年6月2日 22:39
初の「東京アラート」発動 感染者再び増加

東京都の小池知事は、都内の新型コロナウイルスの感染者が再び増えているとして、感染拡大への警戒を呼びかける「東京アラート」を出しました。

都内の2日の感染者は34人で、30人以上となるのは先月14日以来でした。都は対策本部会議を開き、「感染者が増加傾向にあり、特に夜の歓楽街の感染者が多くなっている」として、感染拡大への警戒を呼びかける「東京アラート」を出しました。

「東京アラート」が出されるのは初めてで、小池知事は「特に夜の繁華街など3密のリスクが高い場所への外出は注意してほしい」と呼びかけました。都は2日夜、臨海部のレインボーブリッジと新宿の都庁舎を赤くライトアップして、第2波への警戒を呼びかけます。

「東京アラート」によって、休業要請を緩和するステップが3日から変わることはありません。都が「東京アラート」を出す際の目安のうち、重視している1週間平均の新規感染者数は目安を下回っていますが、感染経路不明者の割合と、週単位の感染者の増加比の2つは、目安を上回っていました。