世界初“宇宙ゴミ除去”の人工衛星開発へ
通信衛星事業、最大手のスカパーJSATはJAXA(=宇宙航空研究開発機構)などと連携し、宇宙ゴミをレーザーを使って取り除く、世界初の人工衛星を設計・開発すると発表しました。
今回開発する人工衛星は、ロケットの部品や使い終わった人工衛星など、地球を回っている宇宙ゴミにレーザーを照射し、噴き出すガスの力で地球の大気圏に落下させて燃え尽きさせるもので、早ければ3年後に打ち上げることを目指しています。
宇宙ゴミは、いま使われている人工衛星に衝突すると故障の原因になることから、JAXAは除去するための技術開発を進めており、民間企業のビジネスとして育てることを目指しています。
これまで、機械のアームや磁石を使って除去する人工衛星の開発が進められていましたが、レーザーを使う方式は世界で初めてだということです。