スーパーコンピューターの計算速度を競う最新のランキングで、理化学研究所と富士通が共同開発した「富岳」が、世界一位となりました。

理化学研究所・松本紘理事長「世界のトップに立ったからといって慢心することなく、今後もさらに富岳の力を引き出す努力をしていく」

理化学研究所と富士通は、スーパーコンピューター「富岳」が、計算速度のランキングで世界一位になったことを受けて会見を開いています。

「富岳」の計算速度は、１秒間におよそ４１京回で、日本のスパコンが世界一位になるのは、理化学研究所にあった「京」以来、８年半ぶり。

人工知能やビッグデータの計算性能などの部門でも、首位を獲得して、世界初の４冠を達成しました。

富岳は、来年度からの本格稼働を目指していて、防災や薬の開発など幅広い分野での活用が見込まれています。