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東京アラート解除へ「ステップ3」はいつ?

2020年6月11日 19:58
東京アラート解除へ「ステップ3」はいつ?

東京都は「東京アラート」を解除する方針を固めました。6月11日夜の対策本部会議で決定するとのことで、ステップ3への移行についても検討されています。

■「東京アラート」解除へ

11日の都内の新たな感染者は22人。10日は20代~80代までの男女18人でした。

このうち「夜の街」関連は7人で、内訳は20代・30代のホストが3人。ホスト以外の接客を伴う飲食店の20代男性店員とクラスターが起きているカラオケバーの30代男性客、接客を伴う店の40代の女性客、接客を伴う店の20代女性店員がそれぞれ1人ずつとなっています。

10日までの1週間での新規感染者は131人。そのうち「夜の街」関連は46人と、3割を超えています。夜の繁華街へ出入りする際には、店側も客側も改めて感染対策の意識を高めていきたいところです。

■ステップ3、移行はいつ?

緊急事態宣言が全面的に解除されたのは、5月25日。その後は徐々に感染者が増え、一時は減ったのですが、30人を超えた6月2日に「東京アラート」が発動しました。

アラート解除の目安の1つで最も重視されているのが、1日の新規感染者数。1週間平均で20人を下回ることとされています。

東京都は、今週に入って感染者数が急増せずに落ち着いていることなどから「東京アラート」を解除する方針を固めました。対策本部会議が開かれ、正式に決定するとのことです。また、休業要請のステップ2から3への緩和も検討されます。

では、解除されると何が変わるのか。

まず、レインボーブリッジと都庁が赤く点灯していたのが、元に戻ります。「東京アラート」はあくまでも感染拡大の兆候が見られることを都民に知らせて、警戒を呼びかけるものです。

今はステップ0から3まであるうちのステップ2です。ステップ3になると、遊園地やテーマパーク、カラオケやパチンコ店、漫画喫茶やネットカフェなど、多くの施設が再開できることになります。これまでの午後10時までだった飲食店の営業やお酒の提供も、午前0時まで行えるようになります。

■「3密」避ける取り組みで最大200万円の助成金

ただ、ステップ3になっても休業要請が解除されない業種もあります。キャバレーやナイトクラブなど、接待を伴う施設やライブハウスは休業要請解除の対象外です。こうした業種については、今後の国の方針などを踏まえて検討するとしています。

東京アラートを受け、このまま感染者が減っていけばいいのですが、もしまた増えた場合は休業要請や外出自粛の日々に戻ってしまうことを念頭に置いておかないといけません。

また、東京都では、新しい生活様式を定着させるために企業を支援する制度も。3密を避け、人との接触を減らす取り組みを始める中小企業に対して、東京都は機材の購入費用など最大200万円の助成金を支払うことにしました。

コンサートやライブのほか、ヨガやダンスレッスンのオンライン配信や、受付をロボットにする、セルフレジを導入した企業なども対象となります。受付期間は6月18日から7月31日までとなります。

東京がステップ3に移行すれば、一部の遊興施設を除き、ほぼ全ての業種で営業が再開されることになります。

ただ、海外の例を見ても、第2波の危険性とは常に隣り合わせだという事実は忘れないでいたいと思います。徐々に元の生活や経済を取り戻しながらも、手洗い、うがい、3密を避けるといった、新しい生活を徹底させることが、今の私たちにできる最も大切なことだと思います。

2020年6月11日放送 news every.より

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