「抗体検査」抗体保有率 東京は0.1%
厚生労働省が行った、過去に新型コロナウイルスに感染したかを調べる「抗体検査」の大規模調査の結果、東京都では0.1%の人が抗体を保有しているなど、抗体保有者の比率は感染率よりも高かったものの、大半の人が抗体を持っていなかったことがわかりました。
厚労省が、今月、東京都、大阪府、宮城県であわせておよそ8000人を対象に抗体の保有率を調べた結果、東京都で、0.1%、大阪府で、0.17%、宮城県で、0.03%となりました。
実際の感染率は、東京都が0.038%、大阪府が、0.02%、宮城県が、0.004%となっていて、厚労省は、抗体保有率は感染率よりも高いものの、「大半の人が抗体を保有していないことがわかった」としています。
一方、先月から始まった短時間で感染しているかわかる「抗原検査」について、厚労省は、症状が出てから2日から9日以内では、PCR検査と結果の一致率が高いことがわかったとして、確定診断として認めることを決めました。これまで、抗原検査で陰性の場合は、追加でPCR検査が必要でした。