グラフ解説:最初のピーク時より人出増加中
日本テレビのインターネット特設サイト「データとグラフで見る新型コロナウイルス」です。ここでは東京と大阪を中心に感染者数と人出の推移を最新のグラフで見てみます。
まずは東京です。お伝えしていますように16日は286人とこれまでで最も多くなりました。4月に生じた1つ目の山を超えている状況です。
東京・新宿駅の人出の推移を見てみます。これが感染拡大前のレベル。それに対して縦軸はどれだけ増減しているか、その割合を示しています。下にいくほど人出が少ないことを意味します。
新宿駅は現在、感染拡大前に比べておよそ25%の減少率。感染が1つ目の山を迎えていたこの頃は75%程度でしたから、当時のおよそ3倍、人出が多い状態で今、2つ目の山を迎えている状況です。
◇
東京に隣接する神奈川を見てみます。グラフは東京によく似ています。16日の感染者は48人。緊急事態宣言解除後で最も多くなっています。
神奈川・横浜駅の人出の推移を見てみます。感染拡大前のレベル近くまで戻っていて、特に直近4回の週末はそのレベルを超える人出が続いています。
◇
つぎに大阪です。16日の感染者は66人でした。この2日で急増しました。
大阪・梅田の人出の推移を見てみます。現在は感染拡大前に比べておよそ20%の減少率。感染の1つ目の山を迎えていたこの頃は80%程度の減少率でしたから、当時のおよそ4倍、人出が多い状態で、今2つ目の山を迎えている状況です。
◇
感染が拡大しているのは首都圏や大阪だけではありません。
大阪に隣接する京都。16日の感染者は13人。やはり今、2つ目の山が顕著になってきています。京都でも観光客が多い四条河原町の人出を見てみます。ここは全国で最も人出が戻っている地点の1つで緊急事態宣言が解除されて以降、週末の度に感染拡大前のレベルを大きく上回っています。
◇
GoToキャンペーンもあり、東京以外では週末の人出が増える可能性もあります。マスクの着用はもとより3密の回避など新しい生活様式を徹底しましょう。
こちらのグラフは毎日更新され日本テレビの特設サイトで確認できます。