五輪まで1年 森会長“演出プランは白紙”
延期となった東京オリンピック開幕まで23日で1年。大会組織委員会の森会長が日本テレビの単独インタビューに応じ、「日本に入ってくる選手はかなり厳しく検査する」と水際対策を徹底し安全な大会を目指すと語りました。
大会組織委員会・森会長「みんなが不安がないように。安全であるように。日本の国に入ってくる選手はかなり厳しく検査して、出るときには責任をもって出します」
森会長は、このように述べ、来日する選手への水際での検査を徹底するとともに、選手が国内で感染しないように対策をとる必要があると話しました。
関係者によると来日してから2週間程度練習のできる環境で隔離してから大会に参加してもらうことなどが検討されています。
また、費用削減に向けて大会の象徴、開会式の簡素化も課題です。
森会長「(追加経費)そのことで頭痛いんです。簡単に入場式を短くすればいいんじゃないかというもんじゃないし、少なくすればいいというもんじゃない。質素にやれることはできるだけ質素にした方がいい。コロナの前にだいたい作ったストーリーは全部いっぺんご破算。もういっぺんやり直さないといけない」
森会長は、これまでの演出プランは「白紙」とし、コロナの状況を注視しながら「いくつかの案を考えていく」と述べました。
森会長「完全な形でやるというのは(世界の国と地域)全部に出てもらうのは当然、国民のみなさんからオリンピックなんかいらないよと言う人がないような、そういうことを組織委員会、我々はPRする上で考えていかないといけない」
また、大会延期による追加経費については、組織委員会が秋ぐらいには全体像を示すということです。