広島市長“核廃絶へ連帯を”きょう原爆の日
広島は6日、75回目の「原爆の日」を迎えました。新型コロナウイルスの感染防止対策で、平和記念式典は規模を縮小して開かれました。
午前8時から始まった平和記念式典の参列者は、例年の10分の1に満たない約800人にとどまりました。
原爆慰霊碑前では、夜明け前から被爆者や遺族が祈りをささげていました。平和記念式典は、感染防止対策として参列者の席の間隔をあけ、参列者を大幅に制限して開催されました。
広島市・松井一実市長「これからの広島は、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に向けて連帯することを、市民社会の総意にしていく責務がある」
また、国が援護の対象とした区域外で「黒い雨」を浴びた原告全員に、「被爆者健康手帳」の交付を命じた広島地裁の判決について、加藤厚生労働相は「県・市・関係省庁ともよく協議して、対応を決めていきたい」と述べるにとどまりました。
式典の終わった平和公園では、今も原爆慰霊碑に祈りをささげる市民の姿が絶えません。