日本被団協「絶対なくさないといけない」会見で核兵器廃絶を訴え
今年のノーベル平和賞に選ばれた日本被団協=「日本原水爆被害者団体協議会」の田中煕巳代表委員が外国特派員協会で会見し、核兵器廃絶について訴えました。
日本被団協・田中代表委員
「(長崎の爆心地では)ケガをして生きているけど全く介護の手が伸びていない。亡くなっているのにだれもそれを収容しない。(原爆投下から)3日目の惨状です」「こんなひどい殺し方をしてはいかんと、そのとき強く感じた」「核兵器をなくす、核兵器は絶対なくさないといけない。被爆者みんな確信しています」
22日の会見では、田中さん自身の被爆体験やこれまでの被団協の活動について説明し、改めて核兵器の廃絶を訴えました。
また、被爆者の高齢化が進み後世にどのように伝えていくかが課題となる中、今後の活動について、「(被爆者)2世は明らかに原爆の被害者で運動をぜひ継承してほしい」と若い人たちにも活動に参加してほしいと訴えました。