こどもの自殺513人…過去2番目の多さ 自殺対策白書
去年自殺したこどもは513人と高止まりの状態が続いています。
29日に公表された今年の自殺対策白書によりますと、去年、自殺した小中高生は513人で、前の年より1人減りましたが、過去2番目の多さです。
今回初めて、こどもの自殺が特に増える8月から9月の地域別のデータが公表されました。それによりますと、北海道や東北地方では他の地域よりも2週間ほど早い8月中に自殺したこどもが増えていて、夏休み明けが早いことと関連があるとみられます。
また、自殺したこどもで自殺未遂歴がある場合、その半数以上は1年以内の自殺未遂で、特に女子小学生や女子高校生では、自殺の前、1か月以内に自殺未遂をしていた例がおよそ3割を占めました。
厚労省は、「こどもの不安や悩みに耳を傾け、必要な支援につなげることが重要だ」としています。
最終更新日:2024年10月29日 12:11