小中高生は過去2番目の多さ…2023年の自殺者数 厚労省「悩みに合わせた支援行う」
全国で去年1年間に自殺した人は、2022年よりわずかに減りましたが、小中高生の自殺者数は500人を超え、統計開始以来2番目の多さとなりました。
厚生労働省が発表した暫定値では、去年、自殺した人は全国で2万1818人で、2022年より63人減りました。
男性は1万4854人で2年連続の増加、女性は6964人で4年ぶりに減少しました。
自殺の原因は病気の悩みなどの健康問題が最も多く、生活苦などの経済・生活問題を原因とする自殺が増えているということです。
また小中高生の自殺者数は507人で、2022年についで過去2番目の多さです。
厚労省は「前年と比べて大きな減少は見られず、自殺者が多い状況だとうけとめている。悩みに合わせた支援を行っていく」と述べています。
厚労省や自殺の防止活動に取り組む専門家などは、「悩みを抱えていたら自分だけで解決しようとするのではなく、専門の相談員に話を聞いてもらうなどしてほしい」とよびかけています。
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