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能登半島地震から1週間 雪の影響大きく、発熱やせきを訴える患者が続出 石川・珠洲市から中継

2024年1月8日 18:12
能登半島地震から1週間 雪の影響大きく、発熱やせきを訴える患者が続出 石川・珠洲市から中継
震度7を観測した能登半島地震は、8日で発生から1週間を迎えました。石川県内では168人の死亡が確認されています。珠洲市から中継です。

雪が降ったりやんだりといった天候が続いている、珠洲市の直小学校からお伝えします。こちらは避難所になっていて、およそ160人が寝泊まりしているということです。

この珠洲市にも一日、8日は雪が降り、積雪は午後4時現在で11センチだということです。雪を触ってみると、北陸らしい重たい雪が積もっています。

この連日の寒さで、体調を崩す人が続出しています。珠洲市内で、医師や看護師でつくる医療スタッフが各避難所を巡回し、体調不良者を診察しています。発熱や、せきを訴える患者が続出しています。

また、この雪が医療スタッフを運ぶ車の行く手をはばんでいます。避難所に向かう途中で、車が雪道を上れず、荷物を手で運ばざるを得なかったり、避難所に行くのに時間がかかっているということです。本来は8日に行くはずだった、手の届きにくい避難所にも行くことができなかったということです。

避難所に行く間も、陥没している道路の上に雪が積もっていて、より道路の状況が悪化しています。

直小学校の避難所では、防寒対策として段ボールや畳を敷いて底冷えを防いだりしていますが、避難している方にお話しをうかがうと「セーターや靴下などの防寒グッズ、感染対策の消毒液が足りていない」と話されていました。

地震発生から1週間たちました。その上に雪が重なり、苦しい日々が続いています。
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