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青森で猛烈な雨 気象庁が「記録的短時間大雨情報」を連続発表

2022年7月5日 14:32
青森で猛烈な雨 気象庁が「記録的短時間大雨情報」を連続発表

青森県内で、猛烈な雨が降っています。気象庁は災害が起きる恐れが高まっているとして「記録的短時間大雨情報」を連続で発表し、厳重な警戒を呼びかけています。

北日本は、湿った空気や上空の寒気の影響で大気の状態が非常に不安定になっていて、所々で雷雲が発達しています。

青森県平川市付近では、5日午後2時までの1時間に約90ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。また、これより前にも黒石市付近や七戸町付近でも約90ミリの雨が降りました。

気象庁は、数年に一度の大雨になり、災害が起きる恐れが高まっているとして、「記録的短時間大雨情報」を発表し、土砂災害や川の氾濫、低い土地への浸水などに、厳重に警戒するよう呼びかけています。

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この情報は、もはや大雨の「予想」や「予報」ではありません。災害が発生するほどの猛烈な雨が、実際に降っているという情報です。

すでに大雨警戒レベル4の避難指示が出ていたら、災害が起きる前に今すぐ避難しましょう。

たとえ、まだ避難情報が出されていなくても、少しでも危険を感じたら、避難をためらわないで下さい。

もし安全な場所まで避難する時間がなかったり、すでに外に避難することが危険だと感じたりする場合には、近くの比較的丈夫な建物や、自宅の2階以上、山の斜面からできるだけ離れた部屋に避難するなど、状況に応じて身を守る行動を取ってください。

【川の氾濫・決壊】
もうすでに家の周りで浸水が始まっている場合は、無理に外に避難せず、自宅の2階や3階、場合によっては屋根の上に避難することも命を守る方法の一つです。

【土砂災害】
もしまだ自分のいる場所が被害を受けていなくても、土砂災害に警戒が必要なエリアの中にいると、今後、災害に巻き込まれ、命を落とす危険があります。ただちに避難してください。

もし、もう避難できない場合には、できるだけ斜面から離れた場所にいるようにして下さい。

また、1階より2階のほうが土砂災害が起きた時に助かる可能性が高くなります。