クマ目撃相次ぐ 5月だけで328件 レジャーシーズン迎え観光地は… 北海道
北海道でクマの目撃情報が相次いでいて、5月だけで328件にのぼっています。
◇
撮影者
「すごい勢いで食っているよ、怖い」
北海道釧路市阿寒地区で5月、クマの映像が撮影されました。目撃された場所は“釣り人たちの聖地”です。アメマスやニジマスが生息し、全国から観光客が訪れる人気の観光地ですが、相次ぐクマの目撃で、釣り人たちはクマよけスプレーを持参するなど、クマ対策を行っていました。
神奈川県から来た人
「用心していますよ。クマの鈴とかもちゃんと持っていますし」
◇
クマの目撃情報は相次いでいて、北海道内のクマの目撃が5月だけで328件にのぼっています。5月30日には札幌市でも、やぶの中に潜むクマの姿が確認されました。
札幌市では、クマの目撃情報を受け現地調査を実施しました。合計12個のフンと、フキを食べた跡が確認されたということです。
◇
札幌市の中心部から車で約50分の、野鳥や珍しい花々が見られる川辺などを巡る定山渓でのガイドツアーでも、散策コースにクマの痕跡がないかなどを事前に確認していました。
定山渓自然倶楽部 中島聖子代表
「ゴミを拾っています」
レジャーシーズンを迎える中、観光地ではクマの出没に頭を悩ませています。