長崎県沖の日本の排他的経済水域で、海洋調査を行っている海上保安庁の測量船に対して、韓国海洋警察庁の船が調査の中止を求めました。日本政府は外交ルートを通じ抗議しています。

海上保安庁によりますと１５日午前４時２０分ごろ、海上保安庁の測量船「平洋」が長崎県の女島から西へおよそ１４０キロメートルの、日本の排他的経済水域で海洋調査をしていたところ、韓国海洋警察庁の船から無線で「韓国の海域で調査するには韓国政府の事前同意が必要」だとして中止を求められました。

「平洋」はその後も調査を続けていますが、韓国海洋警察庁の船も近くを並走しており、１６日午前１０時現在も状況は変わっていないということです。

日本政府は「正当な調査であり中止要求は受け入れられない」として韓国に対し外交ルートを通じて抗議しています。