東日本大震災の復興支援のため ウクライナの子どもたちが描いた作品を展示
5年前、ウクライナの子どもたちが東日本大震災の復興支援のために描いた作品が11日、東京をはじめ全国5か所で展示されました。
11日、都内の劇場に飾られた大きな作品。これはウクライナの子どもたちが、2017年に東日本大震災の復興支援のために描いたものです。
小学3年生(9)「元気がでる。この中で1番好きなのは猫さん」
4歳「きれいめっちゃね」
縦3.5m、横7.8mのこの絵は、ピカソがスペインの内戦への怒りを描いた「ゲルニカ」と同じ大きさで、平和をテーマに世界中の子どもたちがこの大きさの絵を描く「キッズ・ゲルニカ」という活動の一環で制作されました。
kids'Guernica US for Peace実行委員会・赤坂陽子委員長「3月11日って日本人にとって本当に深い悲しみと祈りの日。もともとこの絵もウクライナの子どもたちが東日本大震災を受けて描いてくれたもの。日本全体としてウクライナのことを思うとか、平和を思うきっかけにしていただきたい」
東京で展示されたこの作品は、チェルノブイリ原発の近くで廃炉作業員らが住むスラブチチの子どもたちが描いたもので、ほかの地域で描かれた作品は11日、福島や広島、長崎などで同時に展示されました。
今回は11日、限定の展示ですが主催団体は今後、希望する団体に貸し出しを行うということです。