核燃料貯蔵施設“事実上合格”原子力規制委
原子力規制委員会は、青森県むつ市に建設中の使用済み核燃料の中間貯蔵施設について、安全審査に事実上合格したことを意味する「審査書案」を了承しました。
中間貯蔵施設は、東京電力と日本原電の原発で出た使用済み核燃料を一時的に保管する施設です。全国の原発で使用済み燃料を保管するプールの容量がいっぱいになりつつある中で、国内で唯一、原発の敷地の外での保管場所になります。
この施設について原子力規制委員会は、安全性が確保されているとして審査の事実上の合格を示す「審査書案」を了承しました。今後1か月間、国民から意見を募ったあとに正式に合格する見通しです。
施設を運営する「リサイクル燃料貯蔵」は来年度中の操業開始を目指していて、使用済み核燃料は金属容器に入れられ、最長50年保管される計画です。