福島第一原発3号機 複数回の爆発だったか
福島第一原発事故について、検証する原子力規制委員会の会合で、事故当時、3号機で起きた爆発はいくつかの段階に分かれた複数回の爆発だったという仮説が示されました。
2011年に起きた東京電力・福島第一原発事故では、1号機と3号機で大規模な爆発がありました。3日の会合では、原子力規制庁の検証チームが、3号機について、いくつかの爆発が連続して起きたとする新たな仮説を示しました。
検証チームは、福島中央テレビが撮影し、日本テレビが鮮明にする処理を行った画像などをもとに、炎の出た位置を推測し、専門家らが議論を行いました。
また、白と黒、2種類の煙が見える原因についても意見が出されました。
検証チームは、今後、さらなる画像の分析や現地調査を行い、仮説が正しいか検証したいとしています。
爆発のメカニズムが、これまで考えられていたものと異なるという結果になれば、再稼働の前提として他の原発でとられた対策も見直す必要が生じる可能性があります。