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福島第一・3号機 爆発映像基に検証に着手

2020年6月25日 16:23
福島第一・3号機 爆発映像基に検証に着手

福島第一原発事故の原因を究明している原子力規制委員会は、日本テレビ系列の福島中央テレビが撮影した映像を基にした検証作業に着手しました。

これは、2011年3月14日に福島中央テレビが東京電力・福島第一原発3号機の水素爆発の瞬間を捉えた、世界で唯一の映像です。原子力規制委員会は事故から時間が経過し、現場の放射線量が低下してきたことなどから昨年12月には3号機の原子炉建屋に入り、現地調査を行いました。

水素爆発が起きたことで事故は、より深刻なものになりましたが、爆発が建屋のどこで起きたのか、また発生した水素の量などいまだに多くが解明されていません。

原子力規制委員会は、今後福島中央テレビと日本テレビの協力を得る形で爆発の映像についても詳細に分析し、今年度中にも報告書をまとめる方針です。