第2波コロナ致死率「0.9%」大きく減る
国立感染症研究所は、新型コロナウイルスの感染者のうち、亡くなった人の割合を推計したところ、第2波では0.9%で、第1波より大きく減ったと発表しました。
国立感染症研究所は、新型コロナウイルスへの感染が報告された人のうち、亡くなった人の割合を誤差などを調整して推計しました。
その結果、致死率は、1月から5月のいわゆる「第1波」は、5月末時点で、5.8%で、6月以降のいわゆる「第2波」では、8月19日時点で0.9%でした。
第2波は、第1波と比較して亡くなる人の割合が4.9ポイント低くなっています。
70歳以上では、「第1波」は24.5%、「第2波」は8.7%と大きく低下しました。
推計を担当した鈴木基センター長は、「ウイルスが弱毒化した説は考えていない。検査対象の拡大により、無症状や軽症例が多く見つかるようになったため、致命率が下がったとみられ、「第2波」の数値の方が、病気の実態を、より表している可能性がある」と話しています。