那覇市は強風域…南大東島全世帯に避難指示
近年稀にみる勢力で沖縄や奄美、九州に接近する見込みの台風10号の強風域に入っている沖縄県の那覇市から中継で伝えます。
那覇市内では夕方が近づくにつれ、徐々に風が吹き始め、街路樹の枝を揺らすようになりました。
台風が5日夜、最接近する南大東島では、5日午後3時40分に最大瞬間風速41.7メートルを、北大東島では午前9時前に36メートルを観測しました。2つの島では、4日から島内の全世帯に避難指示が出され、南大東島で61世帯81人、北大東島で39世帯65人が公共施設などに避難しています。
また、5日午後4時現在、南北大東島であわせて140戸が停電しています。
一方、沖縄本島内でも、沖縄市や南城市などですでに市内の全域に避難準備情報が出されています。
那覇空港では、5日午後発着予定の航空便を中心に欠航が相次いだほか、沖縄本島と周辺離島を結ぶフェリーも、5日はほとんどが欠航しました。沖縄本島地方は6日未明から暴風となる見通しで、住民は不安な夜を迎えます。